円通寺
金沢文庫、足利学校と並ぶ、中世から近世にかけて三大学府のひとつと呼ばれた大沢文庫。その面影を残した建物が円通寺にある一切経塔です。この建物は文庫の倉庫で経律論三蔵の一切経を中心に多くの貴重な書物が保管されていました。表門は県の重要文化財に指定されています。また、裏山には古墳時代後期に造られたといわれる入定塚古墳もあります。
古峯神社
栃木県鹿沼市の古峯神社は別名「天狗の社」とも呼ばれ、神社内参籠室や廊下などあちこちに天狗の面が掲げられています。天狗は災厄消除、開運の力を持つとされ、根深い民間信仰の対象になってきました。全部で16種類の天狗の御朱印があり、御朱印を集めている人たちの間で有名になっています。また、方神社の庭園は25,000坪もの回遊式庭園となっており、有料で入場できます。
御霊神社
源平合戦で弓の名人として名を馳せた那須与一は、今の栃木県の出身といわれています。栃木には那須与一にちなんだ施設や神社がいくつかありますが、この御霊神社もそのひとつ。与一の墓は京都にありますが、兄五郎之隆が分骨を埋葬するため、社殿を作ったのが始まりといわれています。落ち着いた雰囲気の神社で那須家めぐりコースのひとつになっています。
西明寺
栃木県益子町郊外の獨鈷山の中腹にある西明寺。正式名を獨鈷山普門院西明寺といい十一面観音菩薩がご本尊です。本堂厨子、三重塔、楼門などは重要文化財に指定されています。また、お地蔵様の隣で閻魔が笑っている「笑い閻魔」を見ることができます。西明寺のある獨鋸山は豊かな自然に恵まれており、ハイキングコースとしても人気です。
須賀神社(牛頭天王)
栃木小山市の須賀神社の創建は、天慶3年(940年)に京都の八坂神社より御分霊を勧請して祀ったことによります。地元の人々からは祇園さん、牛頭天王とも呼ばれています。徳川家より奉納された社宝の朱神輿は県指定の文化財になっており、獅子頭、四神とともに神社会館内に奉安されています。結婚式や七五三で使われることもある歴史のある神社です。