4.設備が整った展望台は参拝者の憩いの場「高良大社」
1600年以上の歴史を誇り地域で標高312.5mの高良山に位置する「高良大社」。九州エリア最大級の社殿を有し国の重要文化財にも指定されています。福岡の夜景スポットとしても知られており、境内の「高良会館展望所」からは鳥栖市や久留米市街地夜景が一望できます。九州自動車道を通行する車のライトが光の流れのようにも美しくその光景にうっとり。
展望台はかなり広く、屋根付きで風除け用のプラスティック板が設置されているなど参拝者に優しい作り。また「高良大社」の131段の石階段を登り切った場所を振り向くと夜景とともに灯籠の明かりも一緒に眺められ、さらに幻想的な雰囲気が味わえます。一定時間までは灯籠は灯されているので、夜道を歩くのも安心です。20時頃に訪れるのがベストだと言われています。
なお、昼間は筑後川や空と山、大地が一体となった清々し眺めが堪能でき、山登りやハイキングスポットとしても人気。昼と夜両方で訪れ、違う表情をそれぞれ感じてみてはいかがでしょう。
5.関門橋と海峡を眺むダイナミックな景観「めかり公園(第二展望台)」
瀬戸内海国立公園内西端に位置する「めかり公園」。総面積37.1ヘクタールの公園はバードウォッチングや八重桜など約1,000本が咲き誇る花見の名所として地元民から観光客まで多くの人に愛されています。
園内には夜景スポットが点在しており、特に「和布刈第二展望台」は本州を間近に架かる「関門橋」と関門海峡を一度に眺められると大人気。2020年7月には「日本夜景遺産」にも認定されました。自然に調和するよう考慮された木製テラスデッキから見る明るくライトアップされた橋と道路の近未来的な美しさはまさに絶景。
かつて「門司城」があった古城山頂からは下関方面を一望でき、周防灘の朝日や響灘に吸い込まれるような夕日とともに360度の大パノラマも見渡せます。さらに「ノーフォーク公園」から下からの俯瞰で夜景を楽しむのもおすすめ。遊歩道を歩きながら、山頂でのんびりと上からも下からも夜景が楽しめるスポットです。
6.博多エリアのパノラマビューを独り占め!「南公園」
福岡市中央区にある「南公園」は、敷地面積約280,000平方メートルの総合公園です。福岡市の中心地に立地していますが、静かで落ち着いた雰囲気で市民に愛されています。レッサーパンダをはじめ約102種の動物たちが住む「福岡市動物園」などが併設されており、最西端には24時間利用可能の解放感溢れる「南公園西展望台」があります。
なだらかな平尾の丘陵エリアからは間近に博多周辺の素晴らしい夜景をパノラマビューが楽しめ、福岡のシンボル「福岡タワー」にネオンが輝く繁華街と手軽に最高の夜景体験が手に入ります。展望台はしっかりと整備されており、夜間も電気がつき、屋根もあるため安心。地元の人々が愛する場所だからこその穴場感もあります。
ただし、夜間は駐車場が閉鎖されているので車で訪れる際には近隣尾コンパーキングの利用をしましょう。昼間は東側に宝満山、西に能古島など南側は油山に背振山、北川は海の中道などを一気に眺めることができます。
7.街全体が主役のご当地イルミ「小倉イルミネーション」
小倉市の地域活性化と次世代を担う子供達の感動体験を育むために企画され毎年好評の「小倉イルミネーション」。2001年に「ファンタスティックイルミネーションin小倉」としてスタートし、2021年には20周年を迎えます。JR「小倉」駅前や「リバーウォーク北九州」「鴎外橋」「チャチャタウン小倉」をはじめ市内のさまざまなエリアでデコレーションと光の共演が楽しめます。
「小倉都心部の冬の風物詩」として年々知名度もアップし、特に紫川周辺エリアの「鴎外橋」の春をイメージしたトンネル装飾はフォトスポットとして大人気。光に包まれるような写真が撮れます。期間中紫川河川敷は、光の絨毯が敷き詰められたような幻想的な雰囲気に様変わり。JR「小倉」駅周辺は駅周辺や各商業施設が思い思いにデコレーションし、散歩するだけでも大充実。
例年11月頃から翌年1月頃までの約60日間開催され、寒い冬の夜を明るく灯してくれます。なおLEDの利用や「エコ」をテーマに地球に配慮したイルミネーションを実践。地球にも人にも温かなイルミネーションです。