都立野川公園

基本情報

野川公園は、国際基督教大学のゴルフ場を買収・整備し、昭和55(1980)年に開園。広々とした芝生と、かつてのコースに沿って連なる豊富な樹々の佇まいは、特徴的である。公園は、野川と東八（通称30ｍ）道路によつて３つの区域に分かれている。野川の北側には、自然観察園がある。制限公開だが、金網に囲われた園内には多くの野鳥・野草、水辺の昆虫などを観察することができる。また、武蔵野段丘端からの湧水を引いた「わき水広場」では水遊びを楽しむ子どもたちの声が、散策の疲れをいやしてくれる。野川と東八道路にはさまれた「武蔵野の森」に対して、道路を挟んで南側に広がる「芝生広場」にはいこいの広場、わんぱく広場、大芝生、自由広場などがある。中でもわんぱく広場には多くの木製遊具があってアスレチック楽しむ子どもたちの歓声が響く。公園中央には、自然観察センターがある。湧水のしくみを知り、またいろいろな鳥の声を楽しむバードツリーやホタル博士になれる情報もいっぱいある。なお、6月頃には、ほたる観察会が同センターにより行われている。西口付近には、バードウォッチングの施設が完備されている。なお、園内には、日本の旧石器時代研究に大きな飛躍をもたらしたことで著名な「野川遺跡」がある。出土品は大沢の国際基督教大学博物館湯浅八郎記念館で保管されている。

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