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三鷹市のなかでも特に緑と水に恵まれた「大沢の里」エリアには、昭和63（1988）年に開園した湿性花園がある。春先〜晩秋にかけて、木橋をわたりながら水生植物が楽しめる。カラー・ウバユリ・トクサ・ショウブ・ガマ・ヤマソテツなどである。花園の脇には、ちびっこ農業体験田が、また奥には湧水の流れで一際美しい緑、都内では珍しいわさび田がある。文政２(1819)年に箕輪政右エ門が郷里の伊勢から天然わさびを持ちかえり栽培したことに始まるという。その後、「大沢わさび」の名で神田や築地に出荷されるなど由緒ある田である。過去にはＮＨＫ「小さな旅」に紹介されたこともあり、「東京の湧水」ではお馴染みの地となる。また７月にはホタル祭りが開催され、淡い光の舞いが楽しめることから「ほたるの里」の名を持つ。崖上には竹林があり一角にはベンチをもつ小公園がある。

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