11. 「もののけ姫」の1シーンが思い浮かぶ「太鼓岩」
「もののけ姫」でモロとアシタカが口論したシーンの舞台となったのが、白谷雲水峡の先にある大岩「太鼓岩」です。ここを訪れた瞬間、ファンなら「黙れ小僧!!お前にサンが救えるか!?」というセリフと共に、原作の場面が鮮明に思い浮かぶでしょう。
太鼓岩の標高は1,050m。白谷雲水峡の入口との標高差は430mほどですが、道のりがやや厳しいためトレッキングのツアーなどに参加するのがおすすめです。
屋久杉の森がパノラマで広がる太鼓岩からの眺めは最高の一言。登山の疲れも忘れさせる爽快な景色は、「もののけファン」でなくとも訪れる価値があります。
12. 屋久島の三大銘瀑のひとつ「千尋の滝」
巨大な花崗岩の岩盤から水が流れ落ちる「千尋の滝」は、屋久島の三大銘瀑のひとつとして知られる人気スポットです。花崗岩の大きさは250m×300mで落差は60mほど。1000人の人間が手を結んだくらい大きいという例えが、名称の由来になっています。
観光の際は、標高944mのモッチョム岳へ続く登山道沿いの展望台から眺めるのがおすすめです。見晴らしがよく、雄大な千尋の滝を広く見渡す景色は絶景そのもの!とくに雨が降った後は滝の迫力が増し、見応えがあります。
13. 水量が豊かな日は轟音を響かせる「布引の滝」
屋久島北部の一奏地区に流れる「布引の滝」は、水量が少ない時期に涸れることがある落差約50mの滝です。
水が岩の斜面を豪快に流れていく様子を観察でき、眺めているうちに心が洗われる感覚になります。布引滝は自然に囲まれた公園の中にあり、駐車スペースから1分かからないアクセスの良さが魅力。登山の必要がないので、子どもやお年寄りと一緒に訪れやすいスポットです。
14. 九州一の落差を誇る「大川の滝」
日本の滝百選に選ばれている「大川の滝」。
近くには日本名水百選に選ばれている「大川湧水」があります。
滝の落差は88mもあり、シブキをあげて滝壺に流れ落ちる光景は圧巻です。滝からは多くのマイナスイオンが出ており、涼しさを感じる癒しスポット。滝壷の近くまで近寄ることができ、カワガラス、カワセミなど、水辺の鳥も観察できます。
15. 雨天でも楽しめる観光スポット「屋久杉自然館」
屋久島の森をテーマにした博物館「屋久杉自然館」。
屋久杉をはじめ、屋久島の植物や森林の成り立ちなどを紹介しています。
1番の見どころは縄文杉の大枝「いのちの枝」です。長さ5m、重さ1.2t、枝の年齢およそ1000年という普通の木では考えられない規格外の大きさ。2005年の大雪で折れたその枝は、およそ人間には想像もできない年月を生きてきた「いのちの物語」が詰まっており、見る人を感動させるだけではなく貴重な資料として「屋久杉自然館」に保存展示されています。
その他にも「屋久杉探検館」や「屋久島の地理」、「わくわく体験コーナー」など、おもしろいコーナーが盛りだくさん。屋久杉のことをより深く学び、自然の素晴らしさをより身近に感じられます。