洛西の神社・仏閣5選。
1.妙心寺
妙心寺は、全国に3,000以上の寺院をもつ臨済宗妙心寺派の大本山。広大な敷地内には、本堂などのほか、46もの塔頭寺院が立ち並びます。法堂の天井には狩野探幽の作になる雲龍図が描かれており、大迫力。他にも境内には仏像、障壁画、庭園など国宝を含むさまざまな文化財が所蔵されています。
2.野宮神社
嵐山にある野宮神社(ののみやじんじゃ)は、源氏物語にも登場する古社です。その昔天皇の代理で伊勢神宮に仕える斎王が、伊勢に向かう前に身を清めていた神聖な場所でした。天照大神を祀り、現在では子授けや安産、良縁の神様として全国から多くの参拝者が訪れます。本殿左側の野宮大黒天のそばにある神石「お亀石」をなでながらお祈りをすると、1年以内に願い事が成就するという伝説も伝わっています。
3.金閣寺
日本のみならず世界の観光客からも人気の金閣寺は、正式名称を「鹿苑寺(ろくおんじ)」といいます。室町幕府の3代将軍だった足利義満が応永4(1397)年に造営しました。金色の建物は「舎利殿」といい、一層は「寝殿造り」、二層は「武家造り」、三層は「禅宗仏殿造り」と3層異なる建築様式で建てられています。公家文化と武家文化が融合した独特の建物ですが、現在の舎利殿は昭和25(1950)年に焼失し、昭和30(1955)年に再建されたもの。金箔の総重量は約20kg、枚数は約20万枚が使用されています。