京都 祭り・イベントまとめ。京都の年間行事を徹底紹介!

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【8月のまつり】

六道まいり

 由緒正しい「迎え鐘」で先祖の精霊をこの世にお迎えするお盆行事です。京都では、8月の13日からはじまり16日の五山の送り火におわる「盂蘭盆(うらぼん)」に、各家の先祖の霊をまつる報恩供養がおこなわれます。その5日前の8月7日から10日までの4日間に御魂(みたま)を迎えるための参詣をおこなうのが、六道まいりです。平安期の墓所だった鳥辺山の裾野でその入り口付近に六道珍皇寺があたっていたことから、この世とあの世の分岐点と信じられたことがこの地で行われるようになった起源です。またの名「お精霊さん迎え」とも呼ばれ、親しまれています。

開催日:例年8月7日~10日
時間:-
場所:六道珍皇寺

五山送り火

真夏の夜にくっきり浮かぶ送り火は、京都の夏の風物詩。
photo:PIXTA

 お盆に迎えた先祖の霊を浄土へ送るかがり火を、京都の5つ野山で焚く行事です。毎年8月16日、真夏の夜空にくっきりと浮かび上がる「五山送り火」は京都の夏の風物詩として全国的にも知られています。最も知られる東山如意ヶ嶽の「大文字」や、松ヶ崎西山・東山の「妙・法の字」、西賀茂船山の「船のモチーフ」、金閣寺付近大北山の「左大文字」、万灯籠山・曼荼羅山の「鳥居のモチーフ」など、それぞれの山によって様々な点火がなされます。

開催日:例年8月16日
時間:-
場所:東山如意ヶ嶽、松ヶ崎西山・東山、西賀茂船山、大北山、曼茶羅山等各所

灯籠流し

ゆたっり流れる灯篭の景色は、思わず見とれてしまう美しさ。
photo:PIXTA

 五山送りと同日8月16日におこなわれる嵐山の灯篭流し。渡月橋の東詰・南詰から桂川にむけて精霊送りの灯篭が約7000個も流されます。灯篭が流されるのは、嵐山公園での法要が終わる午後7時頃。日が沈んで暗くなった桂をゆったりと流れる灯篭の景色はとてもロマンチックですよ。会場の桂川からは、同じ時におこなわれる「五山送り火」の鳥居や大の字が象られた火も見ることができます。

開催日:例年8月16日
時間:19:00~21:00
場所:嵐山中之島公園

 

【9月のまつり】

八朔祭

日中はもちろん、万灯に照らされた日没後の境内も素敵。
photo:PIXTA

 9月の第一日曜日におこなわれる家内安全・五穀豊穣などを祈願するお祭です。祭りの名は、旧暦の8月1日をさす「八朔(はっさく)」の言葉が由来。祭りの当日、八坂神社の境内は女神輿、子供みこし、八朔相撲、赤ちゃん相撲、嵯峨六斎念仏、上桂御礼太鼓などの様々な伝統芸能であふれ、日没後には境内の万灯もともされます。

開催日:9月第1日曜日
時間:-
場所:松尾大社

萩まつり

 毎年、萩が見頃を迎える夏のおわり頃におこなわれるお祭。梨木神社は、境内には500株もの萩の花が植えられる萩の名所としてもしられ、例年祭りが行われる頃にいっせいに咲き始めます。祭りの時になると、境内の紅白の萩の枝には献詠された俳句や短歌の短冊がつるされ、神前には鈴虫がはいった虫かごが献上されます。拝殿では、狂言や舞踊、琴の演奏などが奉納され境内はいっそうにぎやかになります。

開催日:例年9月の第3日曜日または第4日曜日前後
時間:-
場所:梨木神社

観月の夕べ

小舟の上で月を愛でる。気分はまるで平安貴族です。
photo:PIXTA

 大覚寺の大沢池に船を浮かべて、夜空と水面にうつる秋の名月を愛でる行事です。嵯峨天皇が同じように大沢池で船を浮かべ、文化人や貴族と遊び宮遊びとして定着させたことがはじまりの、およそ1200年前に起源をもつ由緒正しい行事です。ちなみに、境内の大沢池は日本最古の庭園で平安時代につくられたものです。多宝塔のライトアップや、お団子やお菓子、うどんなどが楽しめる出店などの催し物もありますよ。
 

開催日:2017年10月4日(水)~6日(金) ※例年中秋の名月を含む3日間を予定
時間:
場所:大覚寺

 

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